「あっ、こんなとこにあった!」と気付くためのブログ

奇想天外な発想の源はあなたがすでに持ってます。

戸塚ヨットスクール校長

久々になってしまいました。。

こんなに間を空けるつもりはなかったんですけどね。

 

ところで、戸塚校長です。

 

40歳以上なら知っていますかね。

生徒への体罰事件で一躍有名になってしまったヨットスクールです。

 

約30年ほど前ですね。

当時は「いやあ、とんでもねぇ学校があるもんだ」と中学生の自分は

ただそう思ってました。

 

でも大学の頃でしょうか。

出所した校長がある番組に出てたんですよね。

 

富田助教授という当時は白百合女子大の心理学の先生の同席で。

 

そこである不良女子高生等々のコメントを聞きながら色々意見するんです。二人が。

 

で、富田助教授の方はアカデミックな意見をホロホロと回答してました。

正直言って、つまらなかったです。。

役立たねーな、と。

 

実は私ね、心理学科だったんです。

それでも、「役たたねー」と思いました。

 

一方の校長。

スパルタな話を展開するもんだと思ってたんですが、これがスゲーんです。

 

さすがに20数年前なので言葉は覚ええてませんが、次々と論理的に対象の高校生の背景を看破。

本人に確認したわけじゃないので、本当にそうなのかはわかりませんが、ものすごい説得力なんです。

 

高校生のコメントごとに二人が意見を言うのですが、もう途中から富田先生がタジタジになってしまって、もう完全に勝負あり!って感じでした。

 

「こりゃ本物だ!」

と思いましたね。

この人は実体験で分かってる。

リアルな人間より、本や研究で分類ばかりしている人間とは違う。

 

その校長の講義を聴きに行ってきました。

 

端的に言えば、教育は「大和魂を育てることである」と。

いわく、現代の世には本当の「男」がいなくなったと。

 

だから女性は結婚相手が見つからなくなってしまった。

ゆえに少子化になってしまった、と。

 

また、体罰と暴力は全く別なのにアホなマスコミが一緒にして宣伝してしまった。

そのことと左傾化した日教組体罰NGのプロパガンダを広めてしまい、結果教師は体罰を実行できなくなってしまった。

 

しかし、教育はけして偏差値を上げることが目的ではない。

事の善悪をしっかり自分で判断でき、精神力をつける事が必要。

それには大和魂を再生させる必要がある、と。

 

正直、結構古臭い感じはしたのですが、それでもやはり説得力があります。

今年で75歳のはずですが、まぁさすがにしっかりしてます。

 

ひとつ言っていたのは、「世界人権宣言」を原文で読め、と。

その中で権利についてどのように記載されているのかを読み込め、と。

ただし、それが正しいという事ではなかったです。

欧米の規定する権利とはどんなものか見ておけということでした。

 

上にも書きましたが、少々古臭さを感じる点はあるのですけれど、私は大賛成です。

 

褒めて伸ばす、ではなく、信念を持って叱れ!ということでした。

 

それと、不良や問題児の家庭に共通する状況として、父親が弱い又は家庭の教育に全く口を出さない、が挙げられるそうです。

 

子供は父親のポジションが不安定、気弱だったりすると、自分自身も心の拠り所が不明瞭になり、精神的にぐらつきやすくなるんでしょうね。

わかる気がします。

 

今の日本がまさにそうだな、と。

 

戦後GHQによって左傾化され自分たちの祖先の価値観や存在を完膚なきまでに否定させられたわけです。

日本人を民族として不安定なものにしたのです。

すべてアメリカのせいにするわけじゃないですが、その薬が効きすぎたようです。

 

今もって自分たちを否定することに快感を覚えるドMがはびこってますが、自分たちでは気づいてないですね。

よくないのはそれが学校教育によって連鎖しやすい環境だということです。

 

校長は何度も言っていました。

 

性善説だ、と。

 

本能が正しいものであるという立場が性善説だと。

 

私も孟子を読んでみようかな。。

 

ではまた。。