「あっ、こんなとこにあった!」と気付くためのブログ

奇想天外な発想の源はあなたがすでに持ってます。

子供の可能性

子供は勝手
子供はワガママ
子供は未熟
子供はバカ

口に出して言わずとも大人の一般的な子供のネガティブなイメージはこんなところでしょうか。
もちろん良いところも沢山ありますが、それとて大抵は上から目線で見下ろしての感想です。

子供に政治の話しますか?
トランプ大統領の話しますか?
哲学の話しますか?

どうせ分かるわけがないと思いますよね。
あるいは、そんな話しても聞くわけがない、と思いますよね。

でもそれって我々大人の思い込みかもしれませんよ。

昔テレビでやってた池上彰さんの「週間こどもニュース」は子供もその為にキャスティングされてるんで、興味ある雰囲気なのは当たり前ですが、でも、本当に興味を引く伝え方をしたら聴いてくれると思うんです。

実際うちの娘が小学2年の時にお金の話をしたんです。
単語は使ってませんが、内容は銀行の役割、利子、FRBニクソンショックあたりです。
絵を描きながらなるべく伝わるように噛み砕いて話しました。
ここで言っておきますが、うちの子は特別頭がいいわけでもないです。5段階ならオール3て感じです。要は普通です。

でも、じっと聴いてくれました。
そればかりでなく、話が終わった後に「(FRBが)ずるいじゃん」と。話の趣旨も理解もしてくれていました。
時間にしておそらく20分くらいでしょうか。

私がここで言いたいのは、小学校でも世界レベルの出来事や、世の中の仕組みの話をどんどんした方がいいのではないかという事です。

四則演算や方程式、英語やプログラミングも良いですが、そもそもそれらは何に使うのか、何のために使うのかが重要ですよね。

大人はそんな事当然と思っているかもしれませんが、子供はただクイズのように叩き込まれているだけです。
最近やっと地元の企業や農家などに社会科見学に行ってリアルを学ぶケースも増えてはいるようですが、子供たちの頭の中で普段の勉強とつながっていないように思います。

常に何のために算数を学ぶのか、国語が役に立つのかを意識する必要があります。

さらには自分は何のために勉強するのか、です。

世の中を広く知る事で、自分はこうしたいとか、何をしたい、こういうことが世の中に必要ではないかという事を考えるのだと思うのです。
地元の勉強ももちろん重要ですが、それだけでは視野が狭くなります。
世の中には様々な価値観があります。
だから戦争が起きるし、摩擦が絶えないのです。

その糸口となる知見をなるべく早い段階で伝えるべきだと思うのです。
それが日本のためでもあり、世界のためになるのだろうと本気で思っています。

時間が来ましたので今日はこんなところで。。。