「あっ、こんなとこにあった!」と気付くためのブログ

奇想天外な発想の源はあなたがすでに持ってます。

自動車の安全機能

何でも便利になっていく世の中ですね。
 
・人の体温や場所を関知して冷暖房するエアコン
・店舗内の「あやしい」動きをとる人物を自動的に検知するカメラ
・車線からはみ出しそうになるとアラームが鳴り自動的に車線内に戻そうとする自動車
 (→トヨタの「レーンディパーチャーアラート[LDA](ステアリング制御付)」
 
こんなのがすでに世の中に出回ってますからね。
 
IoTやロボット何かもどんどん進化して、便利になっていきますね。
 
しかしですよ、皆さんもふと考えるかもしれませんが、便利になるということは逆の言い方をすれば「人間が楽をしている」「考えない」ということでもあります。
 
かつては、、、
 
エアコン・・・自分で快適な温度設定をそのエアコンの性能・機能などを勘案して風量・風向・室温・湿度などを設定
 
万引き防止・・・店員かプロのスタッフが目を光らせる
 
居眠り防止・・・目覚ましドリンク。音楽・お笑い番組等を聞く。SA等で仮眠する。頑張る。
 
という感じでしょうか。
 
エアコンはまぁ大した話じゃないですが、自動車については命に関わるので重大ですね。
 
重大になれば、その機能が多少高くても払って機能追加する人は多いかと思います。
 
実際、私も最近ディーラーへ新車の相談をしに行ったのですが、正直かなり魅力的に感じましたよね。
 
「これは絶対必要でしょ!」
 
と思いました。
 
事実、車を運転していると私しょっちゅう眠くなるんで、いつか事故らなきゃいいけどなぁ。。。
 
と不安になってるんです。
 
で、これですよ。
 
更には前の車に衝突するのを避けてくれる機能もあります。
 
やはりアラームが鳴り、ブレーキをかけてくれます。
 
意図的な動きとの違いをデータと比較して判断するそうです。
 
なかなか優れた機能かと思いますが、自動運転なんてものが徐々に現実化していることを考えれば、これくらいは出来て当然かもしれないですね。
 
眠気に襲われやすい自分としては非常に助かる機能です。
 
が、しかしですよ。
 
一方で、「過信は禁物」ともよく言われますよね。
 
必ずしも車線から外れるのを阻止してくれるかどうか?
 
当たり前ですが、フルオートでもない以上「居眠りOK」「よそ見OK」ではないですからね。
 
それに、そもそもそれだけが事故の原因でもないですから。
 
となると、中途半端に機械仕掛けにするより、しっかり注意しなければいけないという自覚が大切ということですよね。
 
実際、事故率が下がったという調査結果も聞かないですしね。。
 
しかし、フルオート運転が完成した場合はどうなんでしょうね?
 
その完成度次第では、人が運転するよりむしろ事故が少なくすむなんて時代も来るかもしれません。
 
もうロボットに運転してもらっている状況です。
 
そんな時代ももうすぐ来るかもしれません。
 
タクシーの運転手は失業ですね。
 
トラックドライバーもいらないかも。
 
ここで重要なのは、ここで「失業」している要素は「運転技術」よりも「運転上の判断力」という部分にまで来ているという点だと思います。
 
体力面ではなく、頭脳面です。
 
車の運転上の判断は非常にファジーな要素があると思うので、これが本当に現実化すれば、弁護士や司法書士なんてへっちゃらでロボット化されるでしょうね。(裁判官は微妙です)
 
現在私がいる会社もどんどんロボット化しようとされています。
 
現状は単純ルーチンワークからですが、将来的には社内外からのファジーな要素のある相談事項への対処もできるようにするそうです。
 
現時点では「いやいや機械には無理でしょ!」と考える人も多いですが、5年もしたら考えを改めるかもしれません。
 
でもその時には遅いんですよね。。
その人の業務は機械に奪われてしまうかもしれません。
 
なので、今日私が言いたいのは、今を含めてこれからどんどんオートメーション化されますが、その中で自分が活かせる部分はどういう点なのかを考える必要があるということです。
 
かつ、その点を伸ばしていかないといけないですよね。
 
私の場合、それは「アイデアの創出」だと思ってます。
 
色んな分野がありますが、主にマーケティングですかね。
 
知識量はすでにそうですが、機械にかなうわけがありません。
 
でもその知識をどう活用するのかはなかなか難しいと思います。
 
また、何のために使うのかという「目的」の設定はもっと困難でしょうね。
 
結局のところ「自分は何のために生きているのか」という側面はロボットが自覚する最終到達レベルかと思うので、まずは人間としてここを外さないようにしたいですね。
 
約100年前の著作ですが、カレル・チャペックの「ロボット」はそのあたりまで語られています。
 
スゴイですね。
 
ご興味あればどうぞ。