「あっ、こんなとこにあった!」と気付くためのブログ

奇想天外な発想の源はあなたがすでに持ってます。

国語の勉強法

こんな偉そうなお題目でいいのかと。

 実際、勉強法など分かりません。。  

のっけから済みません。  

ただですね、今日ふと思ったのですよ。   小学四年に上がったばかりの娘に受けさせてている   通信教育の教材を見ていて、国語だったのですが、   まぁ、普通に問題の文章があって、その下に設問が5〜6個並んでるわけです。

 

いままでも何度も見てるし、何度も教えてきた見慣れた紙面だったんですが、   ふとですね、   「・・・・・つまんねぇ〜」   と思ってしまったのですよ。  

 

考えてみれば当たり前のような気もします。

だいたい、著者も想定してないほんの少しの文章を切り出してですよ、 いきなり「ぼくは」とか言われても、「だれだお前は?」って感じですよ。   で、当然ながら話はごく一場面なのですぐ終わりますわね。

 

 

「一体なんなんだ?」

 

いや、書いてあることは分かりますよ。

さすがに私もこの歳ですから、問題にも答えられます。普通に。 でもね。 こんな問題の連続でやらせてたら、本嫌いになっちゃうのが普通でしょ。  

本来、本てのは、興味がまずあって、何だろう?が出てきて、ワクワクして、あーそーか、とか、 そういうものの連続じゃないですか?

 

それが何がなんだか分からない、ごくごく一部の貼付け文から、 「これ」とは何か?十五字以内で、文中より抜き出しなさい、とか。「この時」の「私」の気持ちを次の中から選びなさい、とか。 もー、何から何まで、落ち着いて読めないじゃない!

  本来の本に対する読む姿勢をどんどん忘れさせてしまうような気がしたのですよ。  

 

いや、学校のテストでも入学試験でもそういう形を取ってるからそうなってるのは分かるんです。

  だから、そもそも学習度合いを点数にしてること自体が、オカシイってことなんですよ。  

だから、みんな目的が変な方向に行っちゃうと思うのですよ。  

点数さえ良ければ、読書についてはすべてOK??   そりゃ、そこまで行ける子供はまだいいかもしれませんよ。 でも逆に変わってますよね?むしろ。そんな子は。

  普通、嫌いになりますよ。    

なんかですね。 急に子供に悪いこと強要してしまってるのかもと反省めいたもの感じたのですよ。  

 

まぁ、はじめからスラスラ読める子もいないわけで、 そういう意味では本を読むための勉強は必要は必要だと思うんですが、 どうも、そればかり優先してしまっているようで。  

そもそも 「なんで本を読めなくちゃいけないのか」 「なんで国語を勉強しなくちゃけないのか」  

それは、「いろいろな情報を得るため」、 「人と円滑なコミュニケーションを取れるようになるため」、 なんて理由は響きませんぜ。小学生には。  

 

ということで、私は娘に 「いつか好きな男の子と一緒に、好きな映画を見に行くため」 だと、言ったんです。  

そしたら、なんだかうれしいような照れくさいような笑みを浮かべてました。 まんざらでもない感じで。。  

 

でもやらせていることがテスト形式の勉強じゃ、嫌になりますよね。   私だってやりたくないもの。 もともと本が好きでも、そればかりやってたら、嫌いになりますわね、だれだって。   それでも興味もってテスト形式の問題をバリバリやるやつは、 点数を取ることが喜びというやつなのですよ。  

そんな人間に育てたかないですね。  

 

ちょっと工夫しよう。  

勉強は勉強でやってもらうにせよ。 面白さを感じることができる時間を作ろう。   親も一緒に楽しんでできるものがいいですね。   お話でも一緒に作るかな。。 下の5歳の息子も、話を作るのが楽しいみたいだし。  

そんでパソコンで挿絵とか入れて、表紙作って、本にしてみよう。 子供が書いたイラストをスキャンして、挿絵にしてもいいかな。   目次なんかも入れると、本格的な感じになっていいかも。  

 

うちの子だけじゃなくて、子供はみんな何かを作るのが好きだと思うんですよ。 それもゼロの状況から作るのが。  

大人なら、ゼロから作るのはちょっとおっくうになりそうですが、 むしろ子供はゼロからの方がおもしろがって作るみたいですね。  

逆に「材料用意したから、ハイ、船作って」みたいに ちょっとでも強制感があるとダメですね。 できたものもちょっと面白くない。

 

やっぱり、無理に作った、作らされた感が入りますね。  

 

想像力、創造力、 これを思う存分出させてあげるのが、最も子供にとって健全で自然なんでしょうね。  

大人はそんな場を提供する手助けをする程度が関の山と思っておいた方が いいのかもしれませんね。  

 

 

そしたら、気になって勝手に本なんか読みだすんじゃないでしょうか。。 (笑)