エコって何さ!
今更なのは分かってるんですよ。。
でもね、昔から釈然として無いんですよね。。
 だって、結局エコって、聞こえはいいけど、 人間にとって都合のいい環境にすることでしょ?
たとえば、絶滅危惧種を救えって言ったって、 そのために森林伐採を10%ダウンしましょうとか、 絶対にしないですよね。
それどころか、CO2削減といいながら、排出権を国家間で売り買いして、
「何やってんねん!!」
て話ですよ。 
そもそも、食物連鎖の外側にいる唯一の生物である 人間の存在そのものが「非」エコなんで、 そういう意味では人類絶滅が究極のエコのはずなんですよ。 
「我々の美しい地球を守ろう!」 みたいなスローガンありますけど、地球を守るんじゃなくて、 自分たちを守りたいだけでしょ?
そりゃ、自分たち人類を守るのはさすがに私も死にたくないんで、否定しないんですけど、 なに置き換えて美化してんのよ! と思うわけですよ。
そんな番組も多くて、たいがいそんなスローガンのバックにはかわいい動物の子供たちのけなげな姿とか、親子のむつまじい姿なんかが映ってて、私なんかはひねくれてるので 「全く、やーらしーねー!」 となってしまうのですよ。
 で、エコのために、電気をこまめに切ったり、 リサイクルマークに気を使ってゴミをせっせと分別したり、 クールビズとかウォームビズとかやせ我慢したりするわけですが、 要するに無駄を削減するということですよね。
この路線をもう少し突き詰めると、人間レベルでも「無駄な人」と見なしたら、 見捨てるということになりゃしませんかね? と妙なことを考えてしまうのですよ、ハイ。
もともと、「地球にやさしい」とか愛情あふれるイメージだったはずが、 「仕事が遅いあいつは、残業して電気を無駄遣いしている」 「活躍出来ないスポーツ選手とかとっととクビにすればいいじゃないか」 「過疎地にまで公共設備を配備するユニバーサルサービスなんかやめちまえ」 終いには高齢者、障害者や病人までそういった敵意の的になってしまうのでは、 と極論を考えてしまうわけです。
人って、他人を責めている間は自分の存在を守れますからね。
気分いいんですよ、生理的に。
もはや魔女狩りみたいなもんですよね。 
なので、エコってのは聞こえはいいのかもしれませんが、 いいこと尽くめではないということであり、 そもそも人間にとって都合のいい環境整備であるということを つつましく考慮しておかねばいけないんじゃないかなぁと思う次第です。
(2014/10/10)